私は、地図出版業で編集の仕事を行う50半ばの管理職。全国規模の営業所を転勤であちこち回り、専ら単身赴任の生活を続けている。

女房との仲はそんな環境からか冷え切っていて、めったなことでは自宅に帰ることはない。

休みの日と言えば映画を観に行くか、社宅でごろごろしているかの日々で、これではいけないと思い、出会い系メールでもトライしてみるか、といくつかのサイトを閲覧し、ワクワクメールに登録。

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久しぶりに心がワクワクする高揚感を持つことができた。

そして、閲覧してびっくりしたのが、なんと私の勤務先で調査を担当している同世代の女性と良く似た画像を発見!

ものすごい偶然と驚きと好奇心が私の心を駆け巡り、気づいた時には申し込みを完了していた。

会社に行くのが怖いような、そしてときめくような、変な気持ちが交じり合う複雑な感情をもって翌日出社した。

彼女はダンナとは若い時に死別し、それからは一人息子を育て上げることに専心し、そのことに人生を捧げて来たと聞いたことがあった。

しかし、そういった苦労とは裏腹に明るく、ケラケラ笑い、しかしながら仕事はしっかり、きっちりがモットーの女性だった。

そういう彼女がなんと出会い系メールに登録していたとは。

彼女と眼を合わせると、最初だけちょっと緊張したような顔つきを見せたが、本当にそれは最初の一瞬だけで、そのあと、誰にも気づかれないようにウインクをしてみせたのだ。

私はびっくりした後すぐに悦びの興奮でその日は仕事がほとんど手がつかないような状態でいた。

考えてみれば、これはお互いフィフティの立場だし、「そうだ、これは二人だけの秘密の関係なのだ」と思い、私はめったな事では起こり得ないこの出会いをどうなるのか、どこまでいくのかを突き進んでみようと決心した。

そして、初めてのデートで二人だけの約束事を交わした。

お互いの生活環境を壊すことはしない。

大人の関係を彼女は強く望んでいたのだ。決して若くない年齢ではあるが、まだ燃え尽きてしまうのは悲しいし、寂しい。だから、この二人の関係を楽しみたい、大人の関係を楽しみたいのです、そう彼女は言った。

彼女とは毎週土曜日に会う約束を決め、逢瀬を楽しんだ。

デートは専らできるだけ郊外を選び、食事をし、ホテルで夜を共にした。月に一度は彼女の家に泊まりこみ、その際は誰にも見られないよう、細心の注意を払った。

初めて彼女と体を合わせた時のことは忘れられない。彼女の反応の良さは半端ではなかったからだ。

花唇からの愛液は泉が溢れるがごとく、という表現がぴったりで私を感激させた。そして、それを愛撫する際、その悦びの声が官能的で、「私自身」の猛り具合も天を指すがごとくの状態に。

そして一つになった際のその反応に私はさらなる感動を覚えた。その感度の素晴らしさ、締まり具合、どれもが新鮮で過去に経験のないものだった。私たちは体位をいくつも変え、幾度となく交じり合った。

彼女との逢瀬を人生の楽しみの極みと思う私は、女房のとの離婚を一度だけ切り出したことがあった。

彼女はその時だけ、激しく反対した。最初に約束したことを守ることができないのなら、私は別れると。

その約束を守りさえすればこの関係はずっと続けられる。あらためてそう気付き、私は了解した。もう、約束を破るようなことは言わないと。

今、私たちの間でちょっとした遊びことがブームになっている。

それは、デートで食事に行った際、誰にも見られないよう、でもどちらかが「イッテしまう」まで、愛撫しあう、というゲーム。

時にはテーブルクロスの下で、時には個室で、時には車の中で。(これはちょっと危険だから一度だけでやめたが)

こんな悪戯も二人だけの秘密の出来事。

これからもずっと、ずっとこの関係が続けられるよう、しっかり守る。

「大人の約束事」を「大人の関係」を...。

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