「学生のころは自然に出会いがあったのに、社会人になってから全然ない」。そう感じているのは、あなただけではありません。
国の調査(2021年)によると、18〜34歳の未婚者のうち、恋人または婚約者がいる人は男性21.1%・女性27.8%。異性の交際相手(友人を含む)を全く持たない人は男性72.2%・女性64.2%にのぼります。
出典: 国立社会保障・人口問題研究所「第16回出生動向基本調査 結果の概要」(2021年調査)
この記事では、社会人に出会いがない理由を整理したうえで、出会いの場12種類の向き不向きと、出会いを恋愛につなげるためにやることをまとめます。
この記事でわかること
- 社会人になると出会いが減る理由
- みんなはどこで出会っているか(国の調査より)
- 社会人の出会いの場12選と、忙しい人向けの選び方
- アプリ以外で出会いたい人向けの方法
- 彼女・彼氏を作るためにやること
- 安全に出会うための注意点
社会人に出会いがない4つの理由
1. 行動範囲が「家と職場」に固定される
学生時代はクラス替え、サークル、アルバイトと、放っておいても人間関係が入れ替わりました。社会人になると毎日会う人がほぼ決まり、新しい人と知り合う仕組みがなくなります。
2. 仕事が忙しく、気力が残らない
平日は仕事で疲れ、休日は休むだけで終わる。出会いのために動く時間も気力も足りなくなります。続けられない方法を選ぶと、途中でやめてしまう原因になります。
3. 職場恋愛にはハードルがある
同じ職場に気になる人がいても、うまくいかなかったときの気まずさやハラスメントへの配慮から、踏み出しにくいものです。そもそも職場の男女比が偏っていることもあります。
4. 周りが結婚して、誘われる機会が減る
年齢が上がるほど友人の既婚率が上がり、合コンや紹介の話が回ってこなくなります。待っているだけでは出会いは増えない、というのが社会人の現実です。
みんなはどこで出会っている?国の調査でみる出会い方
国立社会保障・人口問題研究所の「出生動向基本調査」は、5年ごとに結婚や出会いの実態を調べている国の調査です。2021年の調査から、次のことがわかっています。
- ネットで知り合って結婚した夫婦が急増:2015年7月〜2018年6月に結婚した夫婦では6.0%だったのが、2018年7月〜2021年6月に結婚した夫婦では13.6%に
- 職場や仕事で知り合った夫婦は減少:同じ期間で28.2%から21.4%に下がった(それでも最大級の出会いの場であることは変わらない)
- いま恋人がいる未婚者が相手と知り合ったきっかけは「学校」が最多。「ネットで」は男性11.9%・女性17.9%
- 「友人や兄弟姉妹を通じて」「職場や仕事の関係で」は、前回調査からそれぞれ5ポイント程度減った
出典: 国立社会保障・人口問題研究所「第16回出生動向基本調査 結果の概要」(2021年調査)。「ネットで」はSNSやマッチングアプリなど、個人間の交流の場をオンラインで提供するサービスを指す。
学校という出会いの場がなくなった社会人にとって、職場・友人の紹介・ネットが現実的な3本柱と言えます。特にネットは、友人や職場を経由した出会いが減った分を埋める形で伸びています。
社会人の出会いの場12選
まず全体を比べます。「忙しくても続けやすいか」は、平日の夜やすき間時間でも続けられるかの目安です(◎=続けやすい、△=まとまった時間が要る)。
| 出会いの場 | 忙しくても続けやすいか | 費用の目安 | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| 1. 職場・仕事の関係 | ◎ | 無料 | 毎日顔を合わせる相手と自然に仲良くなりたい人 |
| 2. 友人・知人の紹介 | ○ | 無料(食事代程度) | 身元の分かる相手と知り合いたい人 |
| 3. 合コン・飲み会 | ○ | 飲食代 | 複数の人と気軽に話したい人 |
| 4. マッチングアプリ・出会い系サービス | ◎ | 女性無料・男性はポイント制か月額制 | 忙しくて出かける時間がない人 |
| 5. 街コン・婚活パーティー | ○ | 1回ごとの参加費 | 一度に多くの人と会いたい人 |
| 6. 社会人サークル | △ | 無料〜会費制 | 趣味を通じて自然に仲良くなりたい人 |
| 7. 習い事・スクール | △ | 受講料 | 自分磨きと出会いを両立したい人 |
| 8. 趣味・スポーツ | △ | 無料〜 | 休日を楽しみながら出会いたい人 |
| 9. SNS・オフ会 | ○ | 無料 | 同じ関心を持つ人とつながりたい人 |
| 10. 異業種交流会・セミナー | △ | 参加費 | 仕事の視野も広げたい人 |
| 11. 結婚相談所 | △ | 入会金+月会費(成婚料がある所も) | 結婚を前提に相手を探したい人 |
| 12. 同窓会・友人の結婚式 | △ | 会費・ご祝儀 | 昔の知り合いとの再会を大切にしたい人 |
1. 職場・仕事の関係
国の調査でも結婚相手と知り合った場所の上位に入る、いまも大きな出会いの場です。仕事ぶりや人柄を知ったうえで距離を縮められます。
一方で、うまくいかなかったときに職場で気まずくなるリスクがあります。社内の同僚だけでなく、取引先や社外の勉強会など「仕事の関係」まで範囲を広げると、気まずさを避けながら出会いを増やせます。
2. 友人・知人の紹介
共通の知人がいるので、相手の人柄や経歴がある程度わかった状態で会えます。
紹介は「頼まれないと起きない」ものです。恋人を探していることを信頼できる友人に伝えておくだけで、機会は目に見えて増えます。
3. 合コン・飲み会
友人経由で開かれることが多く、紹介と同じく相手の素性がある程度わかります。
場を盛り上げる役に回りすぎると、個別に話す時間がなくなります。気になる相手とは、会の後に連絡先を交換して改めて誘うのが近道です。
4. マッチングアプリ・出会い系サービス
仕事の合間や帰宅後に、住んでいる地域・年齢・目的で相手を探せます。国の調査でも、ネットで知り合って結婚した夫婦は数年で倍以上に増えました。
サービスによって利用者の目的(恋活・婚活・気軽な出会い)が違うので、自分の目的に合うものを選ぶことが大切です。運営歴の長いサービスは下で詳しく紹介します。
5. 街コン・婚活パーティー
1回で複数の相手と直接話せ、顔や話し方を見てから判断できます。年齢層や職業、趣味などでテーマを絞った会も多くあります。
婚活パーティーは結婚を意識した人が多く、街コンは友達探しに近い雰囲気のものもあります。申し込む前に参加条件と目的を確認しましょう。
6. 社会人サークル
テニス、フットサル、ボードゲーム、登山、飲み歩きなど、社会人向けのサークルは種類が豊富です。同じ趣味の人が集まるので会話に困りません。
メンバーの年齢層や男女比はサークルごとに大きく違います。何度か参加して、自分に合う雰囲気かを確かめましょう。勧誘目的の団体が紛れていることもあるので、運営者が見えないものは避けてください。
7. 習い事・スクール
料理、英会話、ヨガ、ダンス、楽器など。毎週同じメンバーと顔を合わせるので、少しずつ距離を縮められます。
男女比は教室によって偏りがあります。体験レッスンで雰囲気を確認してから始めると失敗が少なくなります。
8. 趣味・スポーツ
ランニングの大会、ボルダリングジム、ゴルフの打ちっぱなし、スポーツ観戦など、同じ場所に通ううちに顔見知りが増えていきます。
出会いが目的だと気づかれると警戒されやすいので、まずは趣味そのものを楽しむ姿勢が大切です。
9. SNS・オフ会
趣味の投稿を通じて知り合い、オフ会で実際に会う流れです。推し活や同じゲームの仲間など、共通の話題があるのが強みです。
ただしSNSのダイレクトメッセージは、ロマンス詐欺の主な入口でもあります。会ったことのない相手からお金や投資の話が出たら、すぐにやり取りをやめてください。
10. 異業種交流会・セミナー
仕事の話題から自然に会話が始まり、向上心のある人と知り合えます。
本来の目的はビジネスの交流です。恋愛目的をあからさまにすると浮くので、まずは仕事仲間として関係を作りましょう。マルチ商法などの勧誘が目的の会もあるので、主催者を確認してください。
11. 結婚相談所
独身証明書などの書類提出が必要で、相手の身元と結婚の意思がはっきりしています。カウンセラーがお見合いの調整や交際の相談に乗ってくれます。
費用は他の方法より高めです。料金体系は相談所ごとに大きく違うので、資料請求や無料相談で総額を確認してから決めてください。
12. 同窓会・友人の結婚式
学生時代の同級生は、相手の人柄を以前から知っているのが強みです。結婚式の二次会では、新郎新婦の友人どうしで知り合うきっかけが生まれます。
機会は多くないので、誘いがあったら顔を出しておく、くらいの気持ちで構えましょう。
ネットで探すなら:運営歴の長いマッチングサービス3社
忙しい社会人が出会いの数を増やすなら、ネットのサービスが最も手軽です。ここでは、インターネット異性紹介事業の届出をしていて運営歴が長く、登録無料・女性は基本無料のサービスを3つ紹介します。いずれも恋人探しから気軽な出会いまで利用者の目的が幅広いので、プロフィールに自分の目的をはっきり書くと、目的の合う相手と出会いやすくなります。
公式サイトで確認した共通のルールは次のとおりです(2026-09-14確認)。
- 18歳未満および高校生は利用できない
- 利用には運転免許証・保険証などの公的証明書による年齢確認が必要
- 女性は基本無料で利用できる
- 支払い済みの料金は返金されない
ハッピーメール
- 会員数:累計3,500万以上(公式サイトの表記)
- 届出:福岡県公安委員会 認定番号90080003000
- 無料ポイント:男性は新規登録で最大120P、女性は新規登録で120コイン
- 詳しい料金と運営情報:ハッピーメールの評判・料金
PCMAX
- 会員数:累計2,000万人(公式サイトの表記は「運営20年」)
- 届出:東京都公安委員会 認定番号30120128013
- 詳しい料金と運営情報:PCMAXの評判・料金
ワクワクメール
- 会員数:1,300万人突破(公式サイトの表記)
- 届出:インターネット異性紹介事業 受理番号96090001000
- 無料ポイント:新規登録でお試しポイント最大120S(1,200円分)
- 詳しい料金と運営情報:ワクワクメールの評判・料金
料金はどれも前払いのポイント制で、男性はメッセージの送信などでポイントを使います。まずは無料ポイントの範囲で、住んでいる地域にどんな人がいるかを確かめてから購入するかを決めると失敗がありません。
アプリ以外で出会いたい人へ
「アプリは疲れた」「ネットで知り合うのは不安」という人は、次の順で考えると動きやすくなります。
- まず今ある人間関係を使う:友人に紹介を頼む、合コンに声をかけてもらう。費用も時間もかからない
- 定期的に同じ人と会う場を1つ持つ:習い事・社会人サークル・スポーツ。3か月は続けるつもりで選ぶ
- 短期間で数を増やしたいときだけイベントを使う:街コン・婚活パーティー
アプリ以外の方法は、相手の人柄を知ってから親しくなれる反面、出会いの数は少なく、時間がかかります。「半年たっても誰とも知り合えていない」なら、ネットのサービスと並行するのも一つの方法です。
忙しい社会人の出会いの場の選び方
目的で選ぶ:恋人か、結婚か
結婚を前提にしたいなら、結婚相談所や婚活パーティーなど相手も結婚を意識している場を選びます。まずは恋人がほしいなら、マッチングサービス、街コン、サークル、紹介など選択肢は広がります。目的がずれた場に行くと、どちらにとっても時間の無駄になります。
使える時間で選ぶ
平日の夜にしか時間がないならネットのサービス、週末にまとまった時間が取れるならイベントやサークル、というように生活のリズムに合うものを選ぶと長続きします。
1つに絞らず、2つを並行する
「すき間時間でできるもの」と「実際に人と会う場」を1つずつ組み合わせると、片方がうまくいかない時期も出会いが途切れません。
彼女・彼氏を作るためにやること
清潔感を整える
第一印象は見た目で決まります。高い服は必要ありません。髪型、眉、ひげ、爪、服のサイズとしわ、においなど、だらしなく見える原因を減らすことが先です。
話すより聞く
自分の話をするより、相手の話に興味を持って質問するほうが好印象を持たれます。相手の答えから次の質問を広げると、会話は自然に続きます。
自分から次の約束を提案する
連絡先を交換しても、誘わなければ関係は進みません。「今度○○に行きませんか」と、日時と場所を具体的に提案すると相手も返事がしやすくなります。最初は昼のお茶やランチなど、短い時間から始めるのがおすすめです。
1回で判断しない
初対面で「なんとなく違う」と感じても、2〜3回会うと印象が変わることはよくあります。最初から条件で減点しすぎないことが、出会いを恋愛に変えるコツです。
恋人がほしいことを周りに伝える
紹介や合コンの話は、「探している」と知っている人にしか回ってきません。信頼できる友人や同僚に、さりげなく伝えておきましょう。
安全に出会うための注意点
ネットでの出会いが増えた一方で、恋愛感情につけこんで金銭をだまし取るロマンス詐欺も急増しています。警察庁の統計(2025年)では、次のことがわかっています。
- SNS型ロマンス詐欺は5,645件・被害額546.4億円(件数は前年から47.6%増)
- 被害者の約6割が男性(男性3,633件・女性2,012件)
- 最初の接触はダイレクトメッセージが9割以上。ツール別ではマッチングアプリが1,713件で最多、次いでInstagram、Facebook
出典: 警察庁「令和7年における特殊詐欺及びSNS型投資・ロマンス詐欺の認知・検挙状況等について(確定値)」
- 会ったことのない相手にお金を送らない。投資・暗号資産・手数料の話が出たら詐欺を疑う
- すぐに外部のアプリ(LINEなど)へ誘導する相手に注意。運営の監視が届かなくなる
- 住所・勤務先・収入は段階的に伝える。信頼できるとわかるまで話さない
- 初めて会うのは昼間の人の多い場所。駅近くのカフェなどを選ぶ
- 既婚者でないか確かめる。休日や夜に連絡がつかない、自宅の場所を言わないなどが続いたら注意
被害にあった、または不安なときは、警察相談専用電話 #9110(緊急時は110番)や消費者ホットライン 188に相談できます。
よくある質問
Q1. 社会人で恋人がいない人はどのくらいいますか?
国の調査(2021年・18〜34歳の未婚者)では、恋人または婚約者がいる人は男性21.1%、女性27.8%でした。異性の交際相手(友人を含む)を全く持たない人は男性72.2%、女性64.2%で、恋人がいないのは少数派ではありません。
Q2. アプリ以外で出会う方法はありますか?
職場・仕事の関係、友人の紹介、合コン、社会人サークル、習い事、趣味やスポーツ、異業種交流会などがあります。いずれも時間はかかりますが、相手の人柄を知ってから親しくなれるのが利点です。
Q3. 仕事が忙しくて出会いの場に行けません。どうすればいいですか?
移動時間や帰宅後のすき間時間に使えるマッチングサービスが向いています。外出するなら、毎週決まった時間に通う習い事など、予定に組み込める方法を1つに絞ると続けやすくなります。
Q4. マッチングアプリは安全ですか?
インターネット異性紹介事業の届出をしているサービスは、18歳未満の利用防止のため公的証明書による年齢確認が義務づけられています。ただし業者や詐欺目的の利用者がゼロになるわけではありません。警察庁の統計では、2025年のSNS型ロマンス詐欺のうち、最初の接触がマッチングアプリだったものが1,713件ありました。会ったことのない相手にお金を送らない、個人情報を急いで教えない、を徹底してください。
Q5. 出会いがあっても恋愛に発展しません。何が原因ですか?
「いい人がいれば」と待っている、最初から条件で減点している、連絡先を交換した後に誘っていない、のどれかであることが多いです。2〜3回会うまでは判断を保留し、自分から次の約束を提案してみてください。
まとめ
- 18〜34歳の未婚者で恋人・婚約者がいるのは男性約2割・女性約3割。出会いがないのは珍しくない
- 社会人の出会いは「職場」「友人の紹介」「ネット」が3本柱。ネットで知り合う夫婦は13.6%まで増えた
- 恋人か結婚か、使える時間はいつか、で出会いの場を選び、2つを並行する
- 清潔感を整え、聞き役に回り、自分から次の約束を提案する
- ロマンス詐欺の入口はマッチングアプリが最多。会ったことのない相手にお金を送らない
本記事の統計は2026年9月時点で国立社会保障・人口問題研究所と警察庁の公表資料を確認したものです。各サービスの情報は2026-09-14に公式サイトで確認しました。料金や条件は変わることがあるため、利用前に公式サイトで確認してください。
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